【タイトル】

こいのぼり ~年長の取組と年中との関わり、そして大空へ~

【本文】

こいのぼりは 大空を 悠々と泳ぐもの そんな印象がほとんどかと思いますが、 一亀幼稚園のこどもたちは とても発想が豊かで そして イメージ溢れ、なりきって遊ぶことが大好き。 こいのぼりが まさか! そんな…。   年長組は初めに、学級での相談から始まります。    「うろこの形は、どんな形がいい」と聞くと 車、猫、くま、花、星、バス、リンゴ…など、とどまることなく たくさん意見が出ました。   グループのメンバーで一つの型を選び、型抜きし、切り取っていきます。    型によっては 線が複雑で ハサミと紙を一生懸命動かし切りました。   型を切ったシールをはがし、こいのぼりの体に うろこを飾り付けます。 シールがなかなかはがれず、先生に頼ろうとしましたが 時間を掛けながら、自分たちの力で頑張りました。    ここまでの道のりも長く、難しいこともあり、 全部のうろこを貼り終えると、とても大きな嬉しさがあるようで しばらく、じっと見つめていました。   さあ、完成したので、早速大空に!! と、普通ですとなるのですが…。   長い時間を掛け、苦労をしながら作ったこいのぼりに 愛着が湧かずにはいられない こどもたち。   嬉しそうに持って廊下を泳がせたり、お家ごっこの仲間にしたり。    一緒に遊んだ後は、丁寧にたたんで片付け 「ここで、おやすみしてね」と 優しく声をかけ、トントンとしていきます。      そして今日は、「年中組さんに 見せに行こう!」と ことり組のお部屋にやってきました。    「こんにちは」「おじゃましまーす」と入ると、 「私たち、こんな素敵なこいのぼり作ったんだ」と見せました。 すると、お家ごっこをしていた ことり組さんが 「あ、いらっしゃい、ちょうど そうめんができたんだ」  こいのぼりさん、食べる?」と そうめんを差し出しました。    「ありがとう!」「おいしい!」 「おいしくて、こんなに とびがっちゃった!」と 大喜び。 お腹もいっぱいになり、「またね」と帰って行きました。   そして、最後はいよいよ こいのぼりを、空へ泳がせます。    自分たちが作ったこいのぼりを持ち、 先生が 紐を引き上げます!    少しずづ、高く上がっていきます! やったー! みんなのこいのぼりが 青空に泳ぎ始めました。 見事に泳いだ こいのぼり。 こどもたちが喜ぶ声の中 「…明日は、こいのぼりと 遊べないのかな…」のささやきも…。   こどもたちの心は 空のように 広く 豊かです。  


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